A④原価法

 土地と建物からなる不動産について、費用性に着目した手法です。土地については既成市街地の場合、前述の取引事例比較法を準用して求めて、建物のみ原価法を適用します。
 建物は新築かつ最有効使用を想定した再調達原価を求めて、経年及び偶発的損傷を考慮して減価修正を行います。

 なお、不動産鑑定評価手法により求められた価格を試算価格といい、原価法により求められた試算価格を積算価格といいます。

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