⑩投資物件の適格性
一般的に投資物件は、賃貸に供する床面積を最大に確保することが必要です。
商業地は基準容積率が大きく高層化します。住宅地は基準容積率が小さく低層化します。床面積の確保では商業地が有利です。しかし、高層建物は一般に強度の高い構造なので、1㎡当たりの建築費単価が高いです。他方、低層建物は1㎡当たりの建築費単価は低いです。
このような結果、商業地は純賃料利回りが高位で、住宅地は純賃料利回りが低位です。資金力が高水準であれば商業地の物件を選択し、資金力が通常水準であれば住宅地を選択すべきです。