A①取引事例比較法

 不動産鑑定評価手法をご紹介します。第一に、土地の取引事例比較法です。取引事例の取引価格をスタートにおいて、①事情補正、②時点修正、③地域格差修正、④個別格差修正を行って、対象不動産である土地の価格を求めるものです。
 一般に、取引事例は3件~5件を採用します。これらの価格を相互に比較検討して、取引事例比較法の試算価格である比準価格を試算します(不動産鑑定評価手法の適用によって求められた価格を試算価格、取引事例比較法によって求められた試算価格を比準価格と言います。)。
 取引事例比較法は、市場性に重点を置いた実証的な価格と言われます。

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