YOUTUBE旧㊶迷信と科学
迷信が一般的な考え方の尺度であった時代が長い間ありました。16世紀の自然科学が台頭する前までのことです。16世紀に物理学・化学・生物学等の発達があり、科学的・論理的に説明を求めることが多くなりました。では、16世紀以前は考え方が不合理だったのでしょうか。人間の経験則はその時代では立派なものです。逆に科学が万能であると誤信する方が考え方としては不合理ではないでしょうか。
私は、趣味の一つに西洋占星術を取り入れております。16世紀の有名な物理学者のニュートンは、元々占星術師で、半分が占星術師、もう半分が物理学者です。迷信から科学の過渡期の学者は両方の性質を併有しています。
逆に科学が発達しても迷信の信頼度を極端に格下げする必要性はないのではと考えるべきでしょう。有史以来4,000年の人類の歴史の中で認められた迷信は、人間の思い込みの歴史です。科学がさらに発達すれば、迷信の妥当性が証明されていく時代が来るかもしれません。また、逆に科学より理論的な分野が発見されるかもしれません。今後の世界の動向を見ていきましょう。