YOUTUBE旧㉝コンピュータ関連産業における付加価値の高低

 コンピュータ関連産業で経済的な要素としての付加価値の高さを見ていきましょう。私もコンピュータ関連産業にはあまり詳しくありませんが、現代の中心産業と言えるので扱ってみます。

 大きく分けて、第一に半導体製造装置の研究、第二に半導体の大量生産技術です。第三に実際の製造作業です。第四にソフト開発です。

  最高位は、半導体製造装置の研究です。半導体の性能を高度化する研究です。高度な研究で限られた人にしか行えません。

 第二に大量生産技術です。半導体の製造が可能になったら、次は大量生産です。資本力が大きくないとできません。そういう点でやや困難な研究と言えます。

 第三に実際の製造です。製造段階では最低位です。製造工場の製造現場は通常単純作業で、代わりの人員がいるため、付加価値は低位です。半導体に不可欠な部分について、韓国では日本の技術力を土台に単純作業による製造を行っています。

 第四はソフト開発です。コンピュータ製造後の関連産業です。ソフト開発は中には付加価値が高いものもありますが、全体的には資本力は必須ではなく、また代わりの人員もいるため付加価値は低位です。新しい産業ではありますが、必ずしも付加価値が高いとは言えません。

 ここでは、コンピュータ関連産業について、見てきましたが、家電産業、自動車産業、建設産業等、他の産業についてもお考えいただけると幸いです。生活水準を高度化していくためには、付加価値が高い産業を強化していくことが重要です。

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