基礎編⑱生活水準と付加価値の低い産業
典型例は、家電業界です。
中国・韓国等の労働賃金の低い国でも技術力の高まる産業は、日本では存立していけません。逆に労働賃金の低い国ではできない産業を強化していかないと、生活水準が低下していきます。
次に危ないのは自動車産業かも知れません。自動運転システムが実用化されると、画一的な自動車が増加して、自動車産業が縮小した場合に備えて、トヨタ自動車は「移動のサービス」を提供することを行う産業に転身していくかも知れません。
新しい産業 ≠ 付加価値の高い産業 です。
ソフト開発や半導体の部品製造等の新しいタイプの産業には、資金力・技術者確保等の観点から比較的容易に参入可能なものもあります。
付加価値の高い産業の代表例は、ノーベル賞級の研究開発です。IPS細胞の開発・発光ダイオードの開発・応用物理・応用化学等です。