マクロ経済寸劇③
🎬【第3話タイトル】
「インフレが来ると困る?——“適度”なインフレの真実」
🎭 登場人物(第1・2話と同じ)
- ナオミ(大学生、素直で疑問を大事にする)
- ケンジ(父親、インフレに不安を持っている)
- ツチヤ先生(経済学者。理論と現実の橋渡し役)
🖼️【絵コンテ(第3話)全4カット構成】
✏️【カット1】
シーン:スーパーの店頭。野菜の値札に「値上げしました」の札。
- ナオミ(レジ前で財布を見て驚く):「えっ、また値上がり!?」
- ケンジ(横でぶつぶつ):「最近、インフレがひどくなってきたな。給料が追いつかないよ…」
-
ナレーション:
「インフレ(物価上昇)は、悪者でしょうか?」
✏️【カット2】
シーン:喫茶店。ツチヤ先生がテーブルに資料を広げている。
- ツチヤ先生:「インフレには“良いインフレ”と“悪いインフレ”があるんです」
- ナオミ:「え?物価が上がるのに“良い”ことなんてあるの?」
🖼️イラスト:ツチヤ先生がカフェラテ片手にホワイトボードに「適度なインフレ→経済が動く」と書いている。
✏️【カット3】
シーン:ホワイトボード前の解説シーン
- ツチヤ先生:「物価がゆるやかに上がるということは、需要がちゃんとある証拠。企業はもうけて、給料を上げられる。これが“健全なインフレ”なんです」
- ケンジ:「でも、給料が上がらなければ困るでしょ?」
🖼️イラスト:
ホワイトボードに「①需要↑ → ②売上↑ → ③賃金↑ → ④消費↑」の好循環の矢印。
✏️【カット4】
シーン:帰り道。夕暮れの商店街で歩きながら。
- ナオミ:「なるほど…“全体の流れ”で見ないとだめなんだね」
-
ツチヤ先生(微笑みながら):
「その通り。現実の経済は、人々の動きそのものなんです」
🖼️イラスト:3人が歩きながら談笑する姿。看板には「商店街感謝セール」など、生活と経済が結びついている様子。
🔚【ナレーション(締め)】
「インフレは一概に悪ではない。むしろ、持続可能な経済のためには“ほどよいインフレ”が必要なんです。土屋暁が伝えたかった“現実の経済”とは、そういう日常の延長線上にあります。」