政治・経済論⑦

円借款で考察する貨幣経済論

 皆様は、お金を持つと「何円で何が買える。」等お金が商品製品サービスを購入する豊かさの指標になっています。

 では、日本が行っている東南アジアを中心としたアジア諸国への円借款とは、円を融資するだけでしょうか。

 いいえ、日本が持っている技術をも提供しています。
 建設業等が鉄道・高速道路等のインフラ整備等も行っています。
 アジア諸国は、日本の技術がありがたいのです。

公共財で考察する貨幣経済論

 円借款と同様に、公共事業に対して予算が足りない等の議論がよくありますが、実際上は技術の質・量が足りないのです。
 以前旧民主党が行った「事業仕分け」なるものがありましたが、あれはお金をどこに付けるかとしていましたが、民主党が決定した産業はそれほど充実していないため、予算があっても産業の空洞化で、実施不可能なものばかりでした。

 公共事業の近代化を目指すのであれば、近代的産業の質・量を充実させることが先決です。
 古い産業を縮小しつつ、新しい産業を拡大することです。
 空港・高速道路・ダム等の高度な建設は、その時代の最高の技術を駆使して建設されます。
 このことから分かるように、公共財から市民経済論的「もったいない。」という発想を捨てないと、公共財の本質はご理解できません。
 私の知人が言っていた発言に、「俺たち民間が頑張って利益を上げているのに、公共が国を貧しくダメにしている。」とありました。
 これは、国家経済というものを全く分かっていない状況です。

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