為替相場

 ここからは、アメリカ・ヨーロッパの金利が低位だった状態の場合です。
 日本の事業者の企業努力は優秀で、円高ドル安基調でも継続できます。しかしながら、世界の事業者も経営努力を促進する必要があります。
 円が強いということは、日本の物価・アメリカの物価・ヨーロッパの物価を比較することで判明します。
 ビッグマックセットを日本で購入すると約480円、アメリカ・ヨーロッパで購入すると日本円で約856円だそうです。

 ここからは、アメリカの金利が高位になった状態、すなわち現在の場合です。
 円とドルの為替が安定していることを想定すると、金利が高位の通貨が選好されます。
 ご承知のとおり、利息が高いドルの選好度が高く、円安ドル高で推移しています。
 前段のように円が強くなれば、金利だけではなく経済力による選好度も加味されます。

 結局のところ、円高ドル安ユーロ安が長期化して、日本国内の事業者が、アメリカ・ヨーロッパでの、高価格での輸出を強いられ、過酷な経営努力を継続してきたことを、一旦回避する等の目的で、円安ドル高ユーロ高政策を行いました。

 為替相場が現在のようになっていると、アメリカ・ヨーロッパでドル・ユーロを取得して、円に取り替えて、円で消費することが有利です。
 政策目的で、歪んだ為替相場になっていますが、外貨預金・外貨債権はリスクも高いです。

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