10年後の世界秩序

 現在制限戦争の時代と私は呼んでいます。日本国内に限定すれば、江戸時代に戦争がない体制が確立されています。封建的な支配体制でした。そのとき、大名の権力より格段に将軍の権力が大きく、将軍に対する力の行使が不可能でした。力の関係で、秩序が保たれれば、戦争はなくなります。
 江戸時代の力の関係を手本にして、現在の世界に適当な力の関係を構築できれば、世界平和が完了します。

 日本が軍事的に勢力を拡大することは、現実的に戦争ができないので、外国に対する脅しのメニューをたくさん持つことです。権力者だけのための権力濫用による権利行使しかできません。今の時代、軍事力は、戦争の抑止力にする最小限度の戦力が理想です。権力者に無意味な戦力を持たしてはいけません。

 10年後には、国連の規定にも戦争をできる条文はなく、戦争自体が宣戦布告してできるなんていうことは、なくなります。
 その頃には、戦争放棄、戦力を持たない国、日本が経済的豊かさを背景に世界のリーダーになります。
 現在「自衛隊が軍隊ではない。」「戦争の後方支援は軍事力行使ではない。」と言ったかなり国語的意味をねじ曲げた、力技の憲法解釈が継続しています。時代の過渡期なので、やむを得ないかもしれません。

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