公共財をもったいないとしたときの不合理性

 日本において、公共財予算を例えば半減させて、もったいないという前提で歳出を抑えた場合を想定します。

 高速道路に限定して考察します。例えば、過去まで遡って、高速道路自体が贅沢なものだから、東名・名神その他全部が建設されなかったら、日本は裕福だったでしょうか。
 予算が余って、国家歳出を減少させると、先述の公共財の表の事情に反して、歳入歳出のバランスが悪くなり、このままでは、民間事業者の利益活動は滞ってしまいます。
 国民補助金を支給して、国家全体の消費額を増加させること等が必要になってきます。これにより、物価上昇という弊害も大きいです。

 再三申し上げているとおり、公共財に贅沢なものというのは、歓迎すべきなことです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です