マクロ経済の現実論その原点
いつも応用的な話をして深掘りいただいています。
しかしながら、当ホームページに途中参加される方にも関心を持っていただく必要がございます。
そこで本編では、マクロ経済の現実論その原点を深掘りします。
根本的原理は、極めてシンプルです。
民間経済全体で年間100兆円利益が達成できたとすると、国家経済全体で年間100兆円赤字が達成しているということです。
ここでいう国家経済とは、国の予算だけでなく、公益法人・独立行政法人等に資金を融資している、昔からの名称で、何々資金管理機構等という団体も含めて広く国家経済と表現します。
単純に民間経済・国家経済これら全体の一国の経済が、収支均衡とならないと不正会計になってしまいます。
仮に、マクロ経済学でいう国家経済の均衡財政の仮定を現実経済に持ち込み実施すると、民間経済全体が年間ゼロ円の利益となり、極めて利益を達成することが困難な経済となり、貨幣で授受しても赤字になりやすく、物々交換経済が復活するような経済社会へ退化してしまうこともあり得ます。
賢明な皆様は、国家全体の貨幣の動きを正確に推察して、賢明な国家経済のあり方を受け止めてください。
今回がマクロ経済の現実論総論中の総論になります。
今後個別の分野の分析を再開しますが、今回の記事を忘れずに、基本を押さえて個別の分野、すなわち各論にも挑戦してください。
今後も微力ながら、有用な情報を提供していきますので、よろしくお願いいたします。